【ロータスライフ通信】 緊張をコントロールする #49
こんにちは。
ロータスライフの中村僚子です。
昨日は、ボーカルディレクターであり、プレゼンテーションディレクターであり、
カリスマメーカーである中西健太郎さんの「緊張をコントロールする」
なぜ一流のアーティストは5万人の観衆の前で最高のパフォーマンスを発揮できるのか、というセミナーに参加しました。
中西健太郎さんの経歴はこちら↓
東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業後、音楽業界で「スターをつくる」「スターの影響力、表現力を更に強くする」カリスマメーカーとして活躍。現在は芸能、経済界の両方で声や姿勢、話し方をはじめ、表現法やマインドセットまでを指導。有名アーティスト、俳優、アナウンサーから、数多くの経営者、士業の方までを顧客に持つ。担当したアーティストや俳優が次々とオリコンのシングルチャート入りや映画賞を受賞。経済界でも、新製品発表会や講演会を控えたビジネスパーソンたちを指導し、日本を代表するピッチで優勝や入賞を次々と果たしている。最近では企業や大学、自治体でも講演を行うなど、活躍のフィールドが拡大中。著書に『声のつくりかた』(ダイヤモンド社)、『感情を動かす技術』(アチーブメント出版)がある
中西さんは冒頭、
「本番に強い、本番に弱い」と言う言葉を日本から無くしたい、と仰っていました。
この言葉をこう言い換えたら良いと提案されました。
「本番が上手い、本番が下手」
上手い、下手だと練習すれば上手くなれると言うイメージが抱けると。
中西さんが担当したほとんどのアーティストが本番は下手だったそうです。
でも練習すれば必ず上手くなるそうです。
ミュジージシャンや俳優は自己表現がもともと下手だから、
日常ではできないから仕事としてしてやっている人が多いそうです。
「日本アカデミー賞を受賞したあの俳優も、
東京ドームで5万人の前でライブするあのアーティストも実はもともと、
すごく緊張しやすい人が多いんです。
最初は10人の前で自分のことを話すことだけでも足が震えていた……というアーティストや俳優さんは意外と多いんですよ……」
とのこと。
■緊張とは何か
中西さん曰く、『緊張とはエネルギーである』そうです。
緊張はできればしたくないと思い、遠ざけようとしていると思う。
でも、エネルギーだとしたら良くも悪くもないもの。
そのエネルギーをどう使うかである。
その緊張=エネルギーを【お金】だと思えば良いそうです。
お金だと思えば、緊張はいっぱいあった方が良いものになる。
しかしながら、器ができていないとダメ。
お金の器が小さい人にお金を渡しすぎると散財して潰れていくように、
緊張もその器を大きくしていく事が大切。
自分でコントロールできない=今の器では受け止めきれないエネルギーが来ると、
そのエネルギーに負けてしまい、緊張してしまうのです。
視点を変えれば、今の自分の器に合った「緊張」であれば、
その「緊張」を自分でコントロールすることができ、
そのエネルギーを味方にすることで、最高のパフォーマンスを発揮しやすくなる。
適度な緊張は、高いパフォーマンスを発揮するために必要不可欠なんだそうです。
■緊張には2種類ある
緊張には良い緊張と悪い緊張があるそうです。
悪い緊張というのは、下記の2つの感情から出てくるそうです。
【不安】と【怒り】
不安・・・どうしよう、失敗したら
怒り・・・あいつより上手くやってやろう、いつもより上手くやってやろう
この2つは身体を蝕むエネルギーになるそうです。
■陰陽と気の概念から「緊張」を捉える
中西さんは東洋医学の治療士でもあり、東洋医学の視点から緊張を捉えると、
陰と陽であるそうです。
陰・・・動きが少ない、受動的
陽・・・動きが多い、能動的
心は陽であり、身体は陰である。
東洋医学では、簡単な方からアプローチするそうです。
必ず心の病は身体に出るので、身体を触って身体から治す。
心を治そうとすることはやめる。
なので、緊張を扱う時に心を扱わない。
緊張はどう身体に現れるのかを知ること。
・硬くなる
・あがる
・震える
■緊張をコントロールする8つのメソッド
1 身体の器を大きくする
最低限運動し、食、睡眠にも気をつけ、日頃から健康的な生活を送ること。
2 エネルギーポジションを高くする
エネルギーはお金であり、投資しないと増えず、浪費すると減る。
3 重心
上がるの反対語は下がるではなく、落ち着く。
4 固くなる
固くなるの反対は、柔らかくなる。
柔らかくするには、動けば良い。
話すときは歩きながら話すと良い。
5 ダウナー系の緊張とアッパー系の緊張
言いたいことを言うのは胸を開く
筋トレと一緒で普段から訓練していないとできない
6 視野
会場の四隅を認識したりして、空間を認識する。
7 知らない
知らないということで緊張しているなら、
例えば会場の外に出て戻ってくる、会場の周囲を散歩して戻ってくると、
会場は知っている場所になり、緊張がなくなる。
8 場数
失敗して良い本番をたくさん作っていくこと。
筋トレと一緒。
生きてる以上、緊張はオンオフ関わらずあらゆる場面で誰でもするもの。避けては通れません。
婚活パーティーやお見合いでも緊張はするもの。
その時に良い緊張ならそのままその緊張をエネルギーにすれば良いのですが、
悪い緊張の場合は、注意が必要です!
中西さん曰く、筋トレと一緒で毎日コツコツ練習する事が大切なのだそうです。
何でもそうですよね。
数回本番で緊張して失敗したからと言って、それはたった数回の経験。
いかに失敗しても問題ない本番を作っていくか。
大勢の前で質問ってしにくいけれどあえて手を挙げてみる。
何かの集まりで自分がリーダーシップをとってみる。
誰もやりたがらない事をあえてやってみる機会は実はゴロゴロ転がっています。
それを練習する機会だと捉えれば、
皆にも喜ばれ感謝されます。
私は中西さんのような仕事をされている方がいるんだという事も発見でした!
確かに言われてみれば俳優さんやアナウンサーさんも、
その道のプロではあるけれど、大勢の人前で話すプロではない。
皆さん、同じように緊張する。
映画の試写会やテレビなどを観る限り、流暢に話されているイメージですが、
実は、その緊張をコントロールし、大勢の人前で話せるようなトレーニングをされているんだなと感じました。
何事もコツコツが大事ですね。
今日はこの辺で。
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